「アロエ・サポナリア」 
 (Aloe saponaria)
 (シャボンアロエ ともいう)


 私が、一番初めにアロエを育て始めたのがこの種類でしたので、ほかのアロエよりも愛着があります。

 園芸店で見かけることはあまりありませんが,家で育てているところはよく見かけます。
 私の実家の周りでは,アロエといえばキダチアロエかこのアロエのことでした。

 葉の大きさは,1枚20〜30cmになります。
   
 ある程度の大きさになると,普通に育てていても,1年間で子株がたくさん出てきます。それらの子株を1株ずつ植え替えていけば,どんどん増やしていくことができます。

 今年も春に土を変えるために植え替えていると,子株がたくさんできていました。

 そのまま捨てるのもかわいそうなので,育ちそうなものはすべて植えました。
 そうしているうちに,今では11株にまでなりました。このアロエは葉が横に広がり,結構場所をとるので,それぞれがもっと成長すると,置く場所がなくなりそうで,今から悩んでいます。
 アロエの中には,夏の直射日光のような強い光を嫌うものもあるようですが,

 このアロエは,夏の間,
 室内や,少し光を弱めた温室の中において,しかも水分を少なめにしていると
葉が
細い,薄い,長いというふうに間延びした感じになってしまいます。また,色も薄くなっていきます。

 逆に,直射日光にしっかりと当て,他のアロエよりも多めに水をやると
葉が
太い,厚い,色が濃い,光沢があり,触ってみてもかなり硬く,実が詰まっているという感じになります。

 今回,温室を作り,その中にいれていたところ,やはり,上のような間延びした感じになってきてしまいましたので,急いで外に出しました。

 秋になってから,温室の中に移そうと思っています。

 ちなみに,サポナリアの周辺にある小さいものは化粧アロエやキダチアロエです。
 (2003.7)
 このアロエの花が咲きました。昨年は一度も咲かなかったので,2年ぶりです。
 左上の写真のように花茎を伸ばし始めてから,10日くらいで右下のようになりました。地面から1mくらいの高さまで伸びています。
 後は花びらが開くだけですが,個人的な好みを言うと,アロエの花は完全に咲いてしまうよりも,咲く直前くらいが一番美しいと思っています。
 (2004.6.23)
 毎年のことですが,わが家のサポナリアは12月頃から4月までの間葉を赤くします。
 枯れているわけではなく6月頃までにはもとの緑に戻ります。
 今年,このあたりは1月まで暖冬でその後寒さが厳しくなったので,例年2月頃に流行するインフルエンザが3月になってもおさまっていないらしく,サポナリアも緑に戻るペースがかなり遅い気がします。
(2005.4.30)