「キダチアロエ」  (Aloe arborescens)

買ってきたときと比べると,葉の長さも,全体の高さも2倍くらいになりました。
(←同じアロエです→)

 雪をかぶらせてしまい、もうだめだと思って庭の片隅においていたものが地面に根を張り、復活したものです。
我が家では唯一鉢植えではないものです。 
このしげり方を見ると、アロエを増やすためには地面にじかに植えたほうがよいようです。

 右上のアロエと同じものです。
地面に直植えをしていたのですが,「温室」をつくるために場所を移動しました。
 上にも書きましたが,もとは1つの株です。出てきた子株が成長してこれだけのものになりました。
 株分けをしていませんから,根元はすべて1つにくっついています。
   (2003.9.7)

これもキダチアロエです。
葉に模様が入っています。
こういうのを「斑入り」といいます。
他の種類のアロエにも,このような「斑入り」があります。
左上のアロエです。
育て始めて2年たちますが,仔株がつくようになりました。
「斑入り」は突然変異または交配によってできたもので,植物にとっては不自然な形なので,「斑入り」にできた仔株はもとにもどって,「斑」が薄れてくることが多いようです。

キダチアロエの花です。花茎が顔を出し始めてから,ある程度の長さになるのはあっという間です。
このアロエのときも,毎日すぐそばを歩いているのに,左上のようになって初めて気がつきました。

右上の写真は実は他の3枚のものとは違う株のものですが,途中の状態がこうなっているということを参考までに載せました。

右上のようになるのはけっこうはやいのですが,キダチアロエはここからが長いんです。1ヶ月くらいかけてじっくりと咲いていきます。



寒くなってきて,葉が赤くなってきました。
このアロエは,この年に株分けしたので特に寒さに対する抵抗力がないようです。

アロエは霜,雪にたいへん弱いので,その対策として不織布で囲ったのですが,「不織布」というのがいけませんでした。
うまく雪を防いでくれたと思っていると,うえに積もった雪が少しずつ解けて,その冷水がアロエにかかってしまいました。気温もかなり下がっていたので,瀕死の状態です。

 瀕死の状態でしたが,このアロエはかなり繁って大きな株になっていたので,内側の方には少し難を逃れた部分がありました。
 そのわずかに残った葉が元気を取り戻し,うまく育ってくれています。(→)

また,少しでもよいところを切り取り,挿し木にしていたところ,なんとそのうちの1本が4ヵ月後に根を出していました。これだけ根が出ていれば,もう大丈夫でしょう。もとあった地面に植えてやりました。