このアロエは,私が初めて多肉植物の専門業者さんから購入したものです。
それまでは,近くの園芸店で数種類のアロエを購入していたんですが,「こんなにきれいな葉をしたアロエがあるんだ」と感心したのを覚えています。

このアロエは交配によって作り出されたものらしく,他の方のHPで調べてみると,人によって説明が違うのではっきりとしませんが,どうも「アロエ・ラウィ」または「アロエ・デルトイデオドンタ」あたりの系統のようです。

 右の写真は,多肉植物のHPをお持ちの「みいさぼ」さんからいただいたものです。2つの仔株をいただいたんですが,片方はうまく育ってくれていません。ですが,中心部は緑を残していて,根もしっかり張っているので,復活する可能性は十分にあります。

 下の写真は,左の写真にあるスノーホワイトの仔株を株分けしたものです。
右奥の株はなかなか緑になってくれません。

 スノーホワイトの花です。アロエは花を咲かせるときだけ花茎を伸ばします。
 このアロエの花はオレンジ色です。つぼみの時には色が濃く,花が開き始めると少し薄くなります。

 うまくいくと花の終わりに実をつけます。この実の中に十粒程度の種が入っています。
 実は自然に割れて種を落としてしまうため,その種を受けようと円形の紙をつけてみましたが,ほとんど役にはたちませんでした。(→)
 この種は後で蒔いて見ましたが,発芽しませんでした。残念。

 このスノーホワイト(この株)は変わっていて,花茎の途中にかなりしっかりとした葉をつけることがあります。正確に言うと,
 まず,もともとの葉と葉の間から新しい葉が顔を出し,その葉を茎の先端につけたまま花茎が5cm程度伸びます。
 その後,5cm程度のところに葉を残したまま,今度は花芽をつけた花茎が3〜40cm程度伸びて花が咲きます。
 花が終わると,花茎全体も少しずつ枯れてくるのですが,少なくとも葉までの茎は枯れることもなく,葉自体もある程度成長を続けます。

 右の写真は
 新しくでてきた葉に倒されてしまいましたが,花茎の先に仔株といっても良いようなしっかりとした葉がついているのがわかります。

 下の写真は,伸びてきた花茎の先端,花芽のすぐ下に葉が見えるのですが,この葉が,上の写真のようになるかどうかはわかりません。